リンゴの与え方

最終更新: 2019年1月18日

こんにちは。

ホリスティック獣医Saraです。



今年ももう12月!忘年会シーズンですネ

この時期になると、増えるのが誤食・・・



飼い主さんの日常生活も慌ただしくなるし、ごちそうが増えてうっかり目を離したすきに食べられていた!なんてことが起きたりします・・・

緊急事態って・・結構バタバタしているときに起こりやすいみたいです。

気をつけてくださいネ><



さて、 手作り食を作る際にりんごを加えている方は結構多いと思いますが、注意点があることはご存知でしょうか?


リンゴを喉につまらせないように!

夜間救急動物病院でたまに診られるのが、リンゴを食道に詰まらせるケース・・


以前勤めていたときも、何度か診ました・・





リンゴを与えるときのリスクとは?

ワンちゃん・猫ちゃん・フェレットさんでは、リンゴを食べた後に喉に詰まりことがあります。

「喉に詰まらせる」というのは、正確にお伝えすると【食道】で引っかかるのです。

苦しくなるので、慌てて前肢で喉や口を掻いたり泡を吹いたりするようになります

爪が伸びていると唇を切って血が出てしまうことも・・

飼い主さんの指が届く範囲であれば取り出せますが、食道までいってしまったら手では取り除けないので、そうなったら動物病院で全身麻酔下での内視鏡の処置を受けなければなりません。


リンゴで何故このようなことが起こるのでしょうか?

以下の2つが考えられます。

1.元々、人のようによく噛まないで飲み込もうとするから

2.リンゴの消化は人ほど得意ではないから


リンゴの消化が得意ではない?

ワンちゃん・猫ちゃん・フェレットさんなどの肉食動物は、食物繊維を豊富にもつ植物性の食品(野菜・果物など)の消化を得意としていません

それよりも、タンパク質の消化のほうが得意です。

そのために、あまり噛まないで飲み込むのです。

消化は主に胃酸の力を頼っているから・・

たとえば、上記3種の動物でヤギや羊のように口を横に動かす仕草を見たことのある方はいらっしゃいますか?

私達も玄米などを消化しづらい食べ物を食べるときによく噛みますよね。

でもそれは消化のしづらい草や穀物をよくすりつぶすための動作なので、ワンちゃん・猫ちゃん・フェレットさんなどにとっては、とても難しい動きなのです。



そのため、犬・猫・フェレットなどの動物では口を横に動かすことができません。

 食べるときの口の動きというのは【横】ではなく、完全に【縦】の動きです。



ワンちゃんたちは、食べ物を口のなかで消化するのは得意ではありません。

消化はほとんど【胃】から行われ始めます。

だから、口の中に入れてから飲み込むまでのスピードもあっという間なのです!

これが ''元々'' 肉食動物であると言われる理由の1つです。



人と暮らすようになって、ワンちゃんは完全肉食動物ではなく雑食に近づいてきているとは思いますが、それでもまだ完全雑食動物とも言えません。


ワンちゃんの胃から吐き出されたリンゴ

こちらのお写真は先日ワンちゃん(元々持病はなく健康なこ)の飼い主さんからいただいたもので、お昼の15時頃に与えたものが翌日朝の3時半~4時頃(約12時間後)に吐いたということでした。

何を意味するかといいますと、ある程度カットしていてもリンゴの消化が不十分で、12時間以上胃に残っていたということなのです。

(その間に食べていた夜ご飯はきちんと消化されていたので、お写真でも分かるように吐物には殆ど含まれていませんネ)





元気や食欲はあったので、吐いただけで大きな問題にはなりませんでした(良かった~)

リンゴを与えるのがいけないと言いたいわけではありません。

多くのワンちゃんはリンゴが大好きです。

そして、与えたら絶対に問題が起こるかというと、そうではありません。

でも今回お伝えしたようなリスクもあるということを知っておいてください。



そのため、与える場合は加熱して柔らかくして細かくカットするか、もしくは【すり下ろし】で与えるようにしましょう。 そうすれば喉に詰まらせるリスクが減らせます。

与えるときのポイントでした。

(お写真をご提供いただいた飼い主さま、ありがとうございました!)



参考にしていただければ幸いです。

それではまた!


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~動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますように~

ーホリスティック獣医Saraでしたー



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