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執筆者の写真ホリスティック獣医Sara

生食を与えると感染する?

12月も中旬に入り、気温の変化が激しくなってきました( ˘⊖˘) 

朝の冷え込みがきつくなってきておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

これからのシーズン、寒いときは温かいハーブティを動物たちと一緒に飲んで風邪など引かないようにご注意くださいネ。


結局どんなフードが良いの?

今回はペットフード・生食について☆


ちょうどRFVS(英国獣医生食学会)大会に参加したところです。

そこでアメリカのビッグスピーカー Susan Thixton さん(Truth about pet food.com の創設者)を迎え、ペットフードの真実についてお話を直接伺ってきました!!



いやぁ~~

やはり、アルアル・・・表に出てこない話が・・・(-。-; 


なんと言っても、食は健康の基本ですからネ♪


ペットフードと手作り食どちらにもメリットとデメリット、もしくはリスクがあります。



そのため、飼い主さんがどこまでできるか?という点と、どこを妥協するか?という点や病気の場合はどこまで気を遣ってあげる必要があるか、病気の程度は?などといったさまざまな観点から結論を出すのがベストです。



どのこにも生食がいいですよ、とか・・

どのこにも加熱食がいいですよ、とか・・

どのこにもペットフードがベストですよ・・

などと白黒はっきりと決められるものではありません。



そこは他人に頼るのではなく、飼い主さんご自身が自分自身でしっかりと決める必要があります。

決めるには、まずいろいろと知らなければならないですよね。

リスクもメリットも、です。

片側の情報だけではなく、ぜひ両方知ってください。


イギリスの猫:生の鹿肉を食べて感染した例

まずお伝えしたいのは、私は生食反対派ではありません。



でも、生食(BARF)を与える場合にはどうしても注意が必要です。

きちんとした商品を選んでいれば良いのですが、最近欧米のほうで生食による健康への悪影響に関する報告がいろいろ出てきています。

それは生食がいけないのではなく、扱い方が不適切であったりバランスが悪かったり・・さまざまなことが原因です。



重要なのは、きちんと衛生管理の行き届いた食肉処理場で処理された、汚染されていない新鮮な肉を与えるということ。  

肉自体に雑菌やウイルスがたくさん入りこんで汚染されていたら、それは病気になる可能性がでてきてしまうのは当然のこと・・><



イギリスでおきたのは、非常に信頼されていた生食メーカーの鹿肉商品を食べた猫のうち6頭がウシ型結核菌に感染して症状を発症し5頭亡くなったというケース(1)。

その他にも検査をしてみたら、同居していた8頭の猫ちゃんが感染していることがわかりましたが、このこたちは発症しなかったので助かりました。



それぞれの猫ちゃんは5箇所の地域で別々の飼い主さんに育てられていた完全室内猫ちゃんで、共通する特徴はただ1つ、同じ生食商品を食べていたということでした。



良質な商品を選ぶことが大切

<ポイント>

忘れてはならないのは、

ペットフードの品質も重要であるという点です!


皆さんは、どんなお食事を与えていますか?




ドライフードでも感染はたくさん起きていて、実際の報告件数は生食よりも圧倒的にドライフードのほうで多いのです・・

とくにアメリカ産フードに含まれているサルモネラ菌が人に感染してアウトブレイクした事例というのは2006年から各地で何度も起きています・・


日本産のおやつでもサルモネラ事件がありました・・


まず、健康の第一歩は食事から・・( ˘⊖˘) 



食事について、ぜひ見直してみてください!

過去のメルマガ記事を読んでいない方はぜひ読んでみてくださいネ。

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1月29日に都内にて開催するホリスティックケアセミナー「犬猫のシニアケア:病気と予防(ハーブ・食事&フード最新情報)では手作り食やペットフードの選び方に関するお話も盛り込んでいきます!

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一般でのお申込みになると参加費が結構変わりますので、ぜひこちらの詳細をご覧ください!!(U・x・U)



そのほか直接ご相談いただければ色々ともっと細かくお伝えできます!

参考にしていただければ幸いです☆



<参考文献>

(1)O'Halloran C, Ioannidi O, Reed N, et al. Tuberculosis due to Mycobacterium bovis in pet cats associated with feeding a commercial raw food diet. J Feline Med Surg 2019; 21(8): 667-681.



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~動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますように~

ーホリスティック獣医Saraでしたー





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