こんにちは☆
ホリスティック獣医Saraです！
「お家にある身近な植物が動物にとって害がないかどうか？」気になるのはどの飼い主さんも同じだと思います。
「〇〇は食べても大丈夫でしょうか？」「食べてはいけない植物はどんなものがあるでしょうか？」などといったご質問もよくお伺いします。
インターネットで調べても「犬猫にとって有害」との記載が多いので、家のなかに植物を一切置いていないという方も多いのではないでしょうか？
でも、もしもご家庭に植物が何もなくて、動物たちがお外に一切でることができない環境だとしたら、嗅覚の刺激がなくとても退屈した環境になってしまいます。
刺激のない退屈させる環境は認知症の発症時期をはやめると人医学で言われていますが、動物でも同じではないかと感じているところです。
実際に、英国の新聞でもこの点について取り上げられていて、専門家から警告が出ているのです（参考記事：英文 Independent）。
とくに、香りを嗅ぐという行動は動物にとって非常に大切なこと。
多くの動物は本能をベースに生活しているので、自然から離れた生活をしている私達人間とは異なった感覚を持っています。
たとえば、カーペットを舐めたり靴下を噛んでみたり・・・
新しいものが出てきたらとりあえず臭いを嗅いだり口にしてみる・・などといった行動もその１つ。
私達人間であれば、大人になったらそんなことはしませんよね。
でも成犬や成猫になってもそういう行動をするというのは、本能に従っているからなのです。
例えば、食べられるものかどうかという点も香りで判断しています。
私達の場合は、まず見た目で判断しようとします。
動物にとって香りを嗅ぐということは何よりも自然なことで、本来満たされるべき欲求の１つといっても過言ではありません。
動物たちの生活環境を作るのは飼い主さんです。
香りを嗅いだり食べることでストレス発散しリラックスもできるので、ご家庭に動物たちが食べても大丈夫な安全な植物を１つ以上置いておくことをお勧めしています。
こういったことというのは、環境エンリッチメントとも言われます。
ちなみに、お花にもビタミン・ミネラルや抗酸化物質などの健康に役立てられる成分があるのです。
さて質問の答えですが、ワンちゃん・猫ちゃんにかすみ草は与えても問題ありません。
実はかすみ草にも炎症を抑えるなどの効能があると言われています。
サポニンが含まれているので抗酸化作用も持っていると報告されていますが、データはやはり少なめです。
多くのお花には気持ちをリラックスさせる効果がありますが、これに関しては動物たちの反応を見ていれば一目瞭然ですネ！
ただし注意点があります。
毛玉などをはくためにわざと多く食べることがあります。
その場合、当然食べた後に吐きます。与える際は量が極端に多くならないように注意してくださいね！
どんな食べ物でも過剰に食べれば問題になります。
（特に初回は興奮して異常に食べたがるこがいますので、その場合は冷蔵庫の上など高くて手の届かない場所やトイレなどに隠すようにしましょう）
また農薬がついている場合もありますので、その点はご注意ください。
気になる方はお気軽にご相談くださいね☆
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２回以上折り返しのお電話をしても出られない場合、追加でのご連絡をしておりませんので、もしも「電話したけれど折返しの電話がない」と思われている方は、メールをお送りください！
◆メールアドレス： info@sara-vet.com
参考にしていただければ幸いです。
それではまた！
（旧ブログはこちら）
＜参考文献＞
(1) Satish Chandra, DS Rawat. Medicinal plants of the family Caryophyllaceae: a review of ethnomedicinal uses and pharmacological properties. Integr Med Res 2015; 4(3): 123-131.
～動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますように～
ーホリスティック獣医Saraでしたー
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